近代空手研究会 坂下道場《指導部だより》
近代空手研究会会長 坂下幸雄
私は、近代空手研究会(以下近空会)の会長兼指導者の坂下幸雄(68歳)です。
空手歴は53年程、釧路商業高校で空手に出会い、拓殖大学空手道部で学び、現在拓空会(空手道部OB会)の会員です。卒業後は、仕事の傍らボランティアで空手指導を続けてきました。
空手の素晴らしさを多くの皆様に知って貰いたいと思い現在も活動しています。
■ 流派 松涛館流(しょうとうかんりゅう)
流祖は船越義珍(ふなこしぎちん)先生。
船越先生の書道の雅号が松涛でした。このため、先生の道場を松涛館と呼び、空手のスタイルを松涛館流と呼ぶようになりました。
①空手歴
昭和45年、拓殖大学空手部卒業
卒業後は、仕事の傍らボランティアで空手活動を続ける。
昭和53年4月より平成5年4月まで、十勝管内浦幌町で空手教室の講師を務める。
平成5年8月よ転勤により帯広市へ転入、その後色々なスタイルの空手に親しむ、また友人の空手道場で指導者として携わる。
平成16年4月、近代空手研究会を立ち上げ、音更町にて活動を開始する。
②活動目標
(1)礼儀を学び、体力づくりに励み、空手の楽しさ、面白さを知ってもらいたい
(2)競技空手への参加、健康づくり、修養等を高めるため、修行に励んでもらいたい
■ スローガン
少年部 ~ 明るく、元気に空手を学び、強くなろう!
一般部 ~ 日々の練習を通じて、空手に親しむ
シニア部 ~ 空手で汗を流し、健康に務める
③練習内容のポイント
基本重視でやっています。
基本は、私が学んだ拓大空手部の基本稽古をそのまま取り入れています。
拳の握り、引き手、引き足、目線、立ち方(前屈、後屈、騎馬(ナイハンチ))等を時間をかけて指導しています。
組手は、約束組手をじっくりと行ってから、自由組手に入ります。
いずれも、技を止めないように指導しています。
形は、松濤館流の形を行っています。平安(ヘイアン)、鉄騎(テッキ)、抜塞(バッサイ)、観空(カンクウ)、燕飛(エンピ)、そして、明鏡(メイキョウ)、壮鎮(ソウチン)と続きます。
④私と空手
高校時代に空手と出会って、50数年が経ちました。
今だに空手を続けています。
空手はやはり面白いと感じます、どの部分とはなかなかいいにくいけど、自分自身が何か空手になっているように感じることもあります。
今後も、空手の素晴らしさを多くの皆さんに知っていもらいたいと思い活動を続けます。
⑤連絡先について
近代空手研究会 坂下道場についてのお問い合せ等は下記まで
※事務局
帯広市西9条南12丁目2-1-111
TEL:0155-21-3843
携帯:080-5582-0113(坂下)
メール:jimu@sakashita-dojo.jp
指導員を紹介します
■ 小澤恭右(おざわきょうすけ)さんです。
小澤さんは東京都の出身、高校時代までは体操、陸上等をやっていましたが17歳のときに日本空手協会の法蔵寺道場へ入門しました。
その後、修行に励まれ、段位は参段、空手歴は30年あまりです。
帯広へは、お仕事の関係で来られました。そして当道場のホームページをご覧になって平成27年1月に入会されました。小澤さんは日本空手協会の空手技術を習得されていて、充分に他の模範となる空手を身に付けております。
小澤さんの空手の実力と人間性を審議させていただき、指導員として認定致しました。
指導員として存分に力を発揮してください。大いに期待しております。
~ 小澤さんからのメッセージ ~
偶然だったのですが、私が最初、門を叩いた道場は全日本空手道連盟、初代全日本チャンピオン(昭和44年)の飯田紀彦師範の道場でした。昭和最後の年、昭和63年のことです。
当時は先生のお弟子さん、3名の方が指導に当たっておられました。月曜日は今村富雄先生で、鋭い空手を教わりました。如何に相手より勝るか、という部分を重視されており、間合い、スピード、相手の隙を突く、といったことを学びました。
木曜日は半崎靖雄先生でした。半崎先生はパワーファイターでしたが、その中に柔軟性を秘めている方で、万能な方に見えました。足は丸太のように太かったですが、蹴りはムチのようにしなり、衝突の瞬間、鋼鉄のように固くなりました。極めが完璧だったということだと思います。また、そのお人柄から不屈の闘志を学びました。
土曜日は小倉靖典先生に教わりました。形の指導が非常に上手な先生で、形の意味を多く教わりました。また特に、立ち方について深く学ぶことができました。立ち方如何によっては技の力の伝わり方が全く違い、威力が半減してしまうこと、その重要性を学びました。三者三様の特徴を目のあたりにすることができ、総合的なレベルアップができたと考えております。
私の空手の特長は「間合い」と「バランス感覚」です。
武道において最も重要とされる「間合い」については「長けている」と思います。現在の四谷道場、石上館長からもその点についてはお褒めの言葉をもらいました。また、上級者になればなるほど、ひと突きで相手を倒せなくなります。そうなると、足払いなどで体位を崩してから攻めることがあります。しかし、私はバランス感覚がよく、複数の先輩から「小澤は倒れないなぁ」とつぶやかれたことがあります。
若い時は組手が好きでした。
大会で成績を残すことに執着はなく、地稽古が好きで、よく精進していました。負けるのが好きというわけではありませんが、自分より強い相手と対戦することが好きで、よく先輩方の胸を借りていました。結果、ボロ負け(泣)。
坂下会長に指導員と認めていただき、少し抱負を記載したいと思います。
子どもたちには楽しく空手をやってほしいと同時に、より高いところへ登って行って欲しいと考えております。地稽古を大切にし、本当の強さを身につけた上で、試合用のアレンジを行い、結果も残してもらいたい、と思っています。
松涛館流は、それぞれの創意工夫と精進により、上達する空手です。
刻み突き、追い突きといった基本技だけでも多くのバリエーションを持っており、上級者に技をかけられると、かけられた方は「何をされたかわからない」ということもあります。
倫理観を持って上達してもらうことは勿論ですが、より賢くそして誠実さを守り通しつつ、肉体的にも強靭になって欲しいと思って、指導したいと思います。
でも、やはり楽しく空手をやりたいですね!
興味を持たれた方は是非、当道場を訪問してみてください。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。